俺には24年半生きてきた時間があった。

それは平等に与えられた期間で自分の境遇でハンデは出るもののそこで自分が何をしたかが積み重なって今の自分が出来てる事を俺は知っている。

俺の24.5年間でつながった男が居る。

そいつは俺と大学を一緒に辞めて藤原紀香とCMで共演しモデルになって辞めて六本木で働きだし夜を俺に教えた。

そこで俺等は別々に生きていたけど電話でちょくちょく話してたんだ。

闇の話。
芸能会の裏話。
音楽の話。
スケールがデカい話。
同級生の話。

そんな中そいつは電話をするたびに色が変わっていた。
水商売〜ヤクザの駒〜プー(つかヤクザ)〜水商売〜会社の責任者・・・だったと思う。

今ソイツは社長に成った。

『俺と居ると不幸に成るから別れよう』
っつった女も寄りを戻して同棲してる。

俺の倍は悪い事して俺より親に迷惑をかけて俺の倍以上借金を抱えてた奴はBMWに乗っている。

俺は今までプライドが許さなかったから言わなかったけどそいつに俺の現状を話した。

負け人生だ。
ゲロと血便とリストラと教習と家族と女と地元。
音楽と昔と俺が考えてること。

それを聞いてる時の奴は何でか何にも言わなかった。
ソイツは結構閃きで生きてるせいか投げてくる言葉そのものはありきたりっつーか・・・あんまし心に響くものじゃなかった。

でも耳に残った言葉は確かにある。

・死ぬ気になりゃ何でも出来るっつーけど逆に○○○みてーに死んだ気になりゃ田舎のコンビニのバイトでだって一生生きてけるんだぜ。
・絶対決断しなきゃいけない日が来る。
・早けりゃ早いほど格好悪くならないで済む。
・遅けりゃ遅いほど溶けてたツケが回ってくるんだから。
・俺とお前は似てるんだ。
・ヤる事ヤっとけ。
・全部捨てろ。女も。

すげえ悔しかったけど反論は出来なかった。
でも泣かなかった。

そいつが俺と違う所は前に出続けたとこだ。
たとえそれが閃きだったとしても奴は自分を『ぼちぼち』って言えるとこまで来てるんだ。
俺の周りでガチで『ぼちぼち』な奴なんて居ない。

ほとんど当たり前の事や知ってる事しか言われなかったけどあの45分は無駄にならないとは思う。

最後に俺等は賭けをした。
俺が花咲かなかったらそいつの下になって働くこと。

俺はこの賭け位には勝っとかないと駄目だ。

P.S
抱きしめてくれる人を見つけた。
いー子いー子してくれるんだって。

Fuuuck!!!

続く
    

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