岡田眞澄サン安らかに・・・。

俺の会社の俺の班の班長はじじいだ。
持病に頭痛を煩っていて弁当の後には必ず薬を飲む。

じじいの割に若い人間に偏見が無く俺も可愛がってもらってる。

仕事でダメ出ししてくれたりコツを教えてくれたり俺のミスをフォローしてくれたりと30年間働いてきたキャリアで俺達を引っ張りまとめてくれてる。
要所要所ではムカつくけど。

時々知恵袋だか知んねーけどトリビアを披露したりもする班長の話。

じじいのトリビアはおもしろい。
俺が使ってる相模線は本数が少なくてショボくて車両が少ない。
理由は昔相模線ってのは人じゃなくてジャリを運んでたから。

とかいきなり教えてくれる。
俺は正直アレだけど『お〜、まじっすか』とか言う。


俺がいくらミスをしたり仕事が遅くても何度も確実に理解するまで教えてくれる。
仕事上での我流のコツみてーなもん教えてくれたりもする。
俺は正直半分くらいしか覚えてないだろーけど『うっわ、すげえ！』とか言う。

時々自分のキャリア自慢とか裏話をコッソリ教えてくれるじじいを見るとより尊敬の目でじじいを見てしまう自分が居る。

コツコツ何かを持続するのは俺には合わない。

踊る大捜査線のいかりや長助みたいに『生涯現役』みてーなじじいはかっこいい。

今までも色んな仕事に触れてきてシコシコずーっと何かを続けてきたオッサンを見ると俺はソイツを尊敬する。

俺には確実に真似出来ねえからだ。

だからきっと多分俺は親に逆らえきれないんだろーと思った。


P.S
職場で一番歳が近い23のboyはアンガールズ田中にソックリだ。

続く